
大阪湾で人気のタチウオテンヤゲーム!
夏からシーズンが始まり春手前まで長く楽しむことができ関西では非常に人気の釣りです。
ジギングが最近の流行ですがテンヤでタチウオを狙うタチウオテンヤ釣りも面白い!
今回はタチウオテンヤロッドのおすすめと選び方を紹介したいと思いますので是非参考にしてみて下さい。

関西の船釣りの定番と言えばタチウオテンヤ釣り!
ガツン!とくるアタリに強烈な引きがたまらなく楽しいです!!
目次
タチウオテンヤ釣りとはどんな釣り?

大阪では水深30m~100m付近をテンヤと呼ばれる大型のヘッドに大型のフックが付いた仕掛けにイワシやサンマを巻き付けてタチウオを誘う釣りになります。
初心者でもはじめて挑戦しても十分に楽しむことができることが特徴。
ロッドアクションは特に必要なくただ巻きで誘ったり、巻く速度を変えたりし誘ったりと工夫をしながらその日のパターンを探りタチウオを狙うのも楽しみの一つです。
主流のエサはイワシを使用することがほとんどですがベテラン勢になるとサンマを使用したりアミノ酸や集魚剤に付け込んだ餌を使ったりすることもありとても奥が深いです。

120㎝を超える大型のタチウオは【ドラゴン】と呼ばれており強烈な引き込みはもちろんのことタチウオとしての食べ応えも抜群!
みんなタチウオ釣りでは大物の【ドラゴンサイズ】を狙ってタチウオテンヤ釣りを楽しんでいます!
タチウオテンヤロッドの選び方
長さから選ぶ

近年の技術進化により、2m前後のロッドが主流となっています。
特に、180㎝前後が最も人気で、船上で取り回しがしやすく軽量のため長時間の釣行に適しています。
あまり長すぎると扱いが難しくタチウオのアタリを感じ取りにくくなってしまいますので2m以下の短めの長さを選択するようにしましょう。
- 180㎝前後の短い竿は船上で取り回しがしやすい
- 軽量で疲れにくく長時間の釣行に向いている
- 感度が良く太刀魚の繊細なアタリを感じ取ることができる
タチウオテンヤロッドに代用できるロッドは?

船タチウオロッドの代用としてはライトゲームロッドやアマダイロッドやタコエギロッドが適しています。
ライトゲームロッドでは、40~120号のオモリに対応する7:3調子の竿がおすすめ。
穂先は硬すぎないファーストテーパーモデルが良いでしょう。
アマダイロッドは調子やスペックがタチウオロッドに近いため長さ・錘負荷・竿調子を合わせやすくとてもオススメです。
また、タコエギ用ロッドも調子が似ているため、代用として利用可能ですが長さが180m以下と非常に短いため船の下に潜り込まれないように注意しましょう。
適切な竿を選べば、代用ロッドでもタチウオ釣りを存分に楽しむことができますね。
使用するテンヤの号数から選ぶ
乗船する船ごとに推奨するテンヤの号数が異なるため、事前に確認が必要です。
特に大阪湾では、40号のテンヤが主流となっています。
しかし、他の地域や船によっては異なる号数が推奨されることもあるので、注意が必要です。
竿調子からタチウオテンヤロッドを選ぶ
タチウオテンヤロッドには掛け調子と胴調子の2種類の竿調子があります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
掛け調子(先調子)
- 掛け調子のロッドは、竿の先端部分が主に曲がる特性を持っています。具体的には、8:2や9:1のような調子がこのカテゴリに該当します。
- 操作性が高く、小さなアタリも感知しやすいのが特徴です。
利点
- タチウオの活性が高く積極的に掛けに行くゲーム性を求める釣り人に適しています。
- アタリがあった瞬間にすぐに合わせることができるため魚を掛けやすい。
- 積極的な操作やリアクションを求める釣りスタイルに適しています。
掛け調子が向いている状況
- 活性が高い魚を狙う時や、アタリを明確に感じ取りたい時に適しています。
胴調子(乗せ調子)
- 胴調子のロッドは、竿の中央部分からバット部分にかけて曲がる特性を持っています。具体的には、6:4や7:3のような調子がこのカテゴリに該当します。
- ゆっくりとしたアクションや、魚に違和感を与えずに誘うことができます。
利点
- ゆっくりとした動きで魚を誘い、魚が自らベイトを口に取り込むのを待つスタイルに適しています。
- 海が荒れている時や、タチウオの活性が低い時に効果を発揮します。
- 初心者や、魚のアタリをじっくりと感じ取りたい釣り人におすすめです。
胴調子が向いている状況
- 活性が低い魚を狙う時や、ゆっくりとしたアクションで魚を誘いたい時に適しています。
これらの竿調子は、釣りのスタイルや狙う魚の活性度、釣り人の好みによって選ぶべきものが異なります。
どちらの竿調子のタチウオテンヤロッドを買えばいいの?
最終的にタチウオ釣りにはまれば掛調子・乗せ調子の2本をそろえればベストです。

買えればいいですけど、私は船に乗るとき邪魔なので1本しか持っていきません。
万が一折れたら…?船長に泣き付いてレンタルロッドに切り替えするしかないでしょうね。
食いが渋いときは乗せ調子がいいと言うことですが食いが渋いときに当たりの取りやすい掛け調子でしっかりあたりを取り掛けたいと私は考えてます。
あんまり考えると釣れるものも釣れなくなるので迷ったら乗せ調子のタチウオテンヤロッドを持っていくことをお勧めします!
- 現在の主流の竿調子は掛け調子
- 電動リールメインでただ巻や初心者の方には乗せ調子がオススメ
タチウオロッドの硬さは?
ロッドの硬さは、その名の通りロッドがどれだけ硬いかを示すもので、以下の5つのカテゴリに分けられます。
- L (ライト):非常に柔らかく、上級者向け。大きな魚には不向きですが、小さな魚とのやり取りを楽しむことができます。
- ML (ミディアムライト):ライトよりは少し硬め。中級者向けで、多くのシチュエーションで使用できます。
- M (ミディアム):バランスが良く、初中級者向け。多くの魚種に対応できるため、一本持っていると便利です。
- MH (ミディアムヘビー):初心者向け。大きな魚にも対応できる硬さで、扱いやすい。
- H (ヘビー):非常に硬いロッドで、大物狙いで特定の大きな魚をターゲットにする上級者向け。

太刀魚テンヤ釣りではM(ミディアム)もしくはMH(ミディアムヘビー)の硬さがおすすめですね!
タチウオテンヤロッドについてまとめ
- ロッドの長さ…2m前後
- テンヤの重さ…乗船する船の指示のものを選ぶ(30号~60号)
- 竿調子…積極的に攻めたいなら掛け調子がおすすめ!初心者は胴調子でOK!
- 竿の硬さ ・・・・ミディアム or ミディアムヘビー
エントリークラスのおすすめタチウオテンヤロッド
ここからはおすすめのタチウオテンヤロッドを紹介します。
まず、初心者の方には手が出しやすいエントリーモデルをおすすめしますので参考にしてください!
プロマリン
アーティクロスタチウオテンヤ
全長 | 1.8m |
自重 | 133g |
適合鉛 | 30号〜80号 |
竿の硬さ | ミディアムヘヴィー |
竿調子 | 8:2 |
浜田商会より発売されているコストパフォーマンスに優れた1本で1万円以下で購入できるのが魅力的なタチウオテンヤロッド。
自重が少し重いが十分に使用が出来るため、初めての1本や予備の1本にお勧めのテンヤロッドです。
バットジョイントを採用したロッドの為、2ピースながらもしっかりとロッドを曲げることが可能。
持ち運びにも便利なため電車移動や自転車・バイク移動の方にもおすすめの1本です!
メジャークラフト 船太刀魚てんや SPXJ-B180M/Tachi
全長 | 180㎝ |
自重 | |
適合鉛 | 30-60号 |
竿の硬さ | M(ミディアム) |
竿調子 | 8:2 |
掛け調子を採用し、タチウオの繊細なアタリをしっかりとキャッチできるように設計された1本。このロッドは、大阪湾や瀬戸内、九州などの船テンヤ釣りのスポットでの使用に最適です。蛍光イエローのティップ部は、微細なアタリも見逃さず、そのアタリを確実にフッキングへと繋げることができます。また、ブランクの張りが強力なため、大型のタチウオとのやり取りも安定してこなせます。初心者から上級者まで幅広くおすすめできる一本です。
ダイワ タチウオ X
タチウオ専門の究極のロッド。高感度のグラスソリッド穂先は、微細なアタリも逃さず、食い込みを強化。ネジレを効果的に抑制するXテープのBRAIDING X技術を採用し、パワーと操作性を両立。手巻きから電動500クラスのリールにも対応し、多様な釣りスタイルをサポート。ゆるみを防ぐダブルナット付きのVグリップシートで、安定した操作感を実現。さらに、糸へのダメージを軽減するトップSiCリングガイドを採用し、長時間の使用でも安心の耐久性を誇ります。
全長m:1.90
適合鉛:30号-50号
竿の硬さ:ミディアムライト
竿調子:7:3
サーベルマスターBB
船タチウオゲームを完璧に楽しむためのサーベルマスターBBは、テンヤタチウオからテンビンタチウオまでの釣りをカバー。ネジレに強いハイパワーX構造を採用し、ブレを最小限に。シャープな誘いとドラゴン級タチウオとのファイトもサポート。7:3調子は喰わせ性能を重視し、低活性時の微細なアタリも逃さない設計。このロッドは、船タチウオゲームを新たな次元へと引き上げます。
ミドルクラスタチウオテンヤロッド
黒船タチウオテンヤアドバンス
全長 | 180㎝ |
自重 | 135g |
適合鉛 | 30号-60号 |
竿の硬さ | H(ヘヴィー) |
竿調子 | 9:1 |
リーズナブルな価格ながら、高感度と操作性の向上を追求。全体を再設計し、テンヤの操作性とフッキングを強化するため、TOP~#5のガイドに超軽量のチタンフレームSiCリングを採用。さらに、リールシートは富士工業のPULS17-16.0を使用。トリガー位置を前方に移動させ、手首のストレスを軽減。パーミングサポートシステムにより、手のひら全体での操作が可能。誘いからファイトまで、多彩なアクションを実現する一本です。
Gokuevolution Tenya Tachiuo 豊後スペシャル 180
全長 | 180cm |
自重 | 182g |
適合鉛 | 40-80号 |
竿の硬さ | |
竿調子 |
豊後水道、タチウオ愛好者の夢の舞台。ここでは60号~80号のテンヤが主流。その特性を活かす「豊後スペシャル」ロッドは、80号クラスのテンヤでも確実な誘いを実現する強力なバットと、微細なアタリを感じ取る柔軟なティップを併せ持つ。さらに、指10本サイズの超大型タチウオとの戦いもサポート。このロッドは豊後水道での経験を最大限に楽しむための、まさにスペシャルなロッドと言える。
海人 タチウオテンヤ 91 175H
全長 | 1.75 |
自重 | 120g |
適合鉛 | 30号-60号 |
竿の硬さ | H |
竿調子 | 9:1 |
攻撃的で瞬時のアタリを捉える「91 175H」とバットの強さを活かし、初心者でもアタリをしっかりと掛け合わせることができる「73 200ML」の2種類をラインナップ。どちらのモデルも、高弾性のカーボン素材を贅沢に使用し、トップセクションには微細なアタリをしっかりと感じ取るカーボンソリッドティップを採用している。これにより、アタリの感度が向上し、より確実なフッキングが可能となっている。
アナリスター タチウオ M-180
全長 | 1.8 |
自重 | 107g |
適合鉛 | 30号-60号 |
竿の硬さ | M |
竿調子 | 8:2 |
高感度の先調子で、微細なアタリも逃さず、瞬時のフッキングが実現。特に中深場から深場での天秤仕掛けやテンヤ釣法に適しており、ネジレを防ぐX45構造により、操作性と安定したやり取りを両立。ライトオニカサゴやタチウオジギング、ライトジギング、インチク、カサゴ(ガシラ)釣りなど、幅広いターゲットに対応する万能な1本。
シマノ サーベルマスター SS テンヤ 82 MH180
全長 | 1.8m |
自重 | 130g |
適合鉛 | 30号-60号 |
竿の硬さ | MH |
竿調子 | 8:2 |
シマノの最先端技術を駆使し、テンヤタチウオ釣法のマスターを目指すための1本。ブランクスに組み込まれたスパイラルX技術は、シャープな操作を可能にし、大型のタチウオにも確実に対応。リールシートのXシートエクストリームガングリップは、特異な形状で小型電動リールとの絶妙な一体感を生み出し、釣りの各シーンでの操作性と安定感を大幅に向上させます
ワンランク上の釣りを目指す方に
ダイワ 極鋭タチウオ テンヤSP 91-180AGS
全長 | 1.8m |
自重 | 100g |
適合鉛 | 30号-60号 |
竿の硬さ | |
竿調子 | 9:1 |
テンヤタチウオ釣法に特化したモデルで、穂先の『SMT』と軽量・高硬度の『AGS』の組み合わせにより、かつてない手感度と目感度を実現。リールシートにはエアセンサースリムトリガーを採用し、小型電動リールとの絶妙な相性で長時間の釣りも疲れにくい。X45を搭載したブランクスは、ドラゴンクラスのタチウオとのファイトもサポート。91-180は9:1調子で、攻撃的な極先調子ながら、『SMT』の効果で微細なアタリも察知。深場での釣りも相性抜群で、テンヤの操作とフッキング性能に特化したモデルです
シマノ サーベルマスターXR テンヤ 82 MH180
全長 | 1.8m |
自重 | 148g |
適合鉛 | 30号〜60号 |
竿の硬さ | MH(ミディアムヘヴィー) |
竿調子 | 8:2 |
サーベルマスター XR テンヤは、テンヤタチウオ釣りの新世代ハイスペックロッドです。穂先には最適なソリッド素材を採用し、タチウオの微細なアタリを的確に探知。ブランクスには「スパイラルXコア」を搭載し、シャープな操作性と強力なバットパワーを両立。特に新モデルの91 HH170は、9:1調子でダイレクトなアクションを実現し、即掛けや省エネバイブレーション釣法に適しています。また、サーベルマスターXR テンヤは、現代のテンヤタチウオ釣りの多様なニーズに応えるための全6アイテムをラインナップしています。
タチウオテンヤロッドの決定版!選び方のポイントのまとめ
タチウオテンヤ釣りは、テンヤと呼ばれる独自の仕掛けを使用してタチウオを狙う船釣りの一種です。ロッドの選び方は、釣りのスタイルや狙う魚の活性度、釣り人の好みによって異なります。
掛け調子(先調子)は、竿の先端部分が主に曲がる特性を持ち、アタリを明確に感じ取りやすいのが特徴。一方、胴調子(乗せ調子)は、竿の中央からバット部分にかけて曲がる特性を持ち、ゆっくりとしたアクションで魚を誘うことができます。
活性が高い魚を狙う時や、アタリをはっきり感じたい場合は掛け調子がおすすめ。
反対に、活性が低い魚や、ゆっくりとしたアクションで魚を誘いたい場合は胴調子が適しています。
どちらの竿調子も、それぞれの状況や釣り人の好みに応じて効果を発揮するので、自分の釣りスタイルや目的に合わせて選ぶことが大切ですね。
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