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船タチウオに最適なクーラーボックスは何L?釣果・保冷力で選ぶおすすめ6選

太刀魚釣りは、夏から冬にかけて長く楽しめる釣りです。
中でも船から狙うタチウオは、数もサイズも出やすく、釣り人の腕が試されるターゲットのひとつです。

釣った後の鮮度を保つことは、釣果と同じくらい大切な要素です。
タチウオは身がやわらかく傷みやすいため、クーラーボックスの保冷性能がそのまま持ち帰り後の品質に影響します。

特に真夏の船上は直射日光と高温で氷の消耗が激しく、
選ぶクーラーによっては釣行の後半で保冷が間に合わなくなることもあります。

また、タチウオはその細長い体型から収納のしにくさがあり、
どのサイズのクーラーボックスを用意すべきか迷う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、実際の釣行経験を踏まえて、
船タチウオ釣りに適したクーラーボックスのサイズ感と選び方について詳しくお伝えしていきますので是非参考にしてください。

15リットルのクーラーボックスではタチウオが入らない

関西の乗合船で太刀魚釣りを始めてから、気づけばもう10年以上になります。
最初のころはまだ何もわからなくて、ホームセンターで見つけた15リットルのクーラーボックスを持って、初めての釣行に出かけました。

その日はたまたま船全体の釣果がよく、初心者のわたしでも20匹ほど釣ることができました。
うれしい気持ちでいっぱいだった一方、釣った魚をクーラーに入れるたびに、だんだんと困る場面が増えていきます。

タチウオは細長くてまっすぐには収まらず、途中からは丸めてなんとか押し込むしかなくなり、
最後のほうでは蓋が浮いてしまって、無理やり押さえて閉めるような状態になっていました。

太刀魚釣りに適したクーラーボックスの容量と保冷力の考え方

このときの経験から、クーラーボックス選びは意外と難しいと感じるようになりました。
太刀魚はまっすぐに入れづらい細長い魚で、想像以上にスペースをとります。
さらに日によっては50匹以上釣れることもあり、小さなクーラーではすぐにいっぱいになります。

加えて、釣行シーズンは暑い日が多く、保冷力も重要です。
氷が早く溶けると鮮度が落ちやすく、せっかくの釣果が台無しになることもあります。

こうした理由から、太刀魚釣りでは「長さ」「数」「暑さ」に対応できるクーラーボックスを選ぶ必要があります。
容量と断熱性のバランスが、あとで後悔しないためのポイントです。

実際どんなサイズがちょうどいい?

船で太刀魚釣りをする場合、30L前後のクーラーボックスがひとつの目安になります。

このサイズであれば、太刀魚を軽く折り曲げたり斜めに寝かせたりして無理なく収納できます。
釣果が20〜30匹程度であれば、氷を入れても余裕があり、移動時の持ち運びも比較的ラクです。

逆に小さすぎるとすぐ満杯になり、大きすぎると船上で邪魔になりがち。
実際に使っている人の多くが30〜35Lを選んでいて、わたし自身も真空パネル入りの30Lモデルを使用しています。
収納力と保冷力のバランスが良く、夏場でも安心して使えるサイズ感です。

釣果や氷の量に応じた目安は以下のとおりです。

  • 20匹前後の釣果を見込む → 25〜30L
  • 数釣りの可能性がある、氷を多めに入れたい → 35L前後

この範囲を基準に選べば、容量不足で困ることはまずありません。

真夏の釣行には保冷力も重要

太刀魚釣りのシーズンは真夏が中心で、船上には日陰も少なく、氷の消耗は想像以上に早く進みます。
朝はしっかり冷えていた魚が、帰港時には表面がぬるくなっていた──そんな経験を何度もしてきました。

こうした状況を避けるには、保冷力の高いクーラーボックスを選ぶことが重要です。
特に、断熱材の種類によって保冷性能には大きな差が出るため、購入前に必ず確認しておきましょう。

種類特徴向いているシーン
発泡スチロール(PS)軽量・低価格。短時間向け半日釣行や春秋の使用に◎
発泡ウレタン(PU)断熱性と価格のバランスが良い一般的な1日釣行に最適
真空パネル(VP)最高の保冷力。やや高価真夏や数釣り時におすすめ

保冷性能を重視するなら断熱材に注目

わたしも以前は発泡スチロール製の軽量クーラーを使っていましたが、
真夏の釣行では昼前には氷が溶け始め、帰るまでに氷を買い足さないと不安な場面も多々ありました。

その後、発泡ウレタン+真空パネル仕様のクーラーに買い替えたところ、
1日中氷がしっかり残り、魚の鮮度も明らかにキープできるようになりました。
表面が水っぽくなることもほとんどなくなり、安心して釣行を終えられるようになったのです。

もちろん高性能なモデルは価格も上がりますが、
頻繁に買い替えるものではありませんし、夏場の太刀魚釣りを快適に楽しみたいなら、保冷力に投資する価値は十分にあります

実際に使っているクーラーボックスとその理由

シマノSPAZA BASIS 250 キャスター付

現在、わたしが船での太刀魚釣りに使用しているのは、シマノのスペーザベイシス250です。
選んだ理由は明確で、釣行スタイルに合った“サイズ感・機動力・保冷性能”がそろっていたからです。

  • ちょうどいい25Lの容量
     30匹前後の釣果を想定した場合に無駄がなく、運搬も軽快。
  • キャスター付きで移動が快適
     駐車場から船までの移動も引いて運べるので、疲労を感じにくい。
  • 両開きのフタで使い勝手が良い
     左右どちらからでも開けられ、掃除や氷の追加もラク。
  • 断熱材:発泡ウレタン+1面真空パネル
     真夏でも朝に詰めた氷が帰港までしっかり残る。

容量面では「1人釣行にぴったり」という印象。
サイズがコンパクトなぶん取り回しも良く、荷物が多い日でもストレスなく釣りに集中できます。

また、以前使っていた発泡スチロール製のクーラーと比べても、保冷力の差は歴然。
魚の鮮度維持に関しては、もはや安心感が違います。

なお、2人分の釣果を入れたい場合や、数が釣れる前提の釣行では、スペーザベイシス350など上位サイズを検討するのもおすすめです。

タチウオ釣りにおすすめのクーラーボックス7選

シマノ ホリデークール260

シマノ ホリデークール260

「できるだけ安く、でも太刀魚がしっかり入るクーラーがほしい」

そんな人におすすめできるのが、シマノ ホリデークール260です。
性能は控えめながらも、船タチウオ釣りに必要な基本機能はしっかりおさえており、エントリー用として選ばれることも多いモデルです。

このクーラーボックスの特徴は以下のとおりです

  1. 約26Lの容量で、20〜30匹前後の釣果に対応
  2. 本体重量は約3.3kgと軽く、持ち運びしやすい
  3. 発泡ポリスチレン断熱材で、短時間釣行なら氷も十分に持つ
  4. フタは両開き+取り外し可能で、船上での使い勝手も◯

価格重視でクーラーを選ぶなら、選択肢に入れて損はない1台です。
保冷力や耐久性では上位モデルに劣りますが、「日帰り+1人釣行」の太刀魚釣りにはちょうどいいサイズ感で、手軽に導入しやすいのが魅力です。

シマノ スペーザ ホエール 45

シマノ スペーザ ホエール 45

スペーザ ホエール 45Lは、数釣りの日や複数人での釣行にも対応できる、大容量タイプのクーラーボックスです。
ドラゴン級を真っすぐに収めたい人にもおすすめしやすい設計で、保冷力と運搬のしやすさを両立しています。

このクーラーボックスの特徴は以下のとおりです

  • 内寸約70cmのロング設計
     → タチウオを曲げずにそのまま収納できる
  • 容量45Lの大型ボディ
     → 複数人分の釣果や数釣りにも対応しやすい
  • 発泡ウレタン+真空パネル(底面)構造
     → 真夏の船上でも氷がしっかり残る保冷力
  • 大型キャスター&ハンドル付き
     → 重くなっても一人で楽に移動できる
  • フタは両開き&着脱可能
     → 船上での取り回しがしやすく、掃除も簡単
  • 耐荷重設計で椅子としても使える
     → 船上で座って使える安定感も魅力

サイズは大きめですが、「釣果が多い日でも余裕がほしい」「家族や仲間と一緒に使いたい」という人には非常に心強い選択肢です。
真っすぐ収納できることで、見た目のきれいさや鮮度維持にもつながるため、料理や保存まで意識して釣りを楽しみたい方にも適しています。

ダイワ プロバイザートランクHD II 3500

ダイワ(DAIWA) クーラーボックス プロバイザートランクHD II

船で太刀魚釣りをしていると、よく見かけるのが「ダイワ プロバイザートランクHD II 3500」。
実際に使用している人が多いのも納得の、細部まで“船釣り用”に設計された一台です。

このクーラーボックスの特徴は以下のとおりです

  • 高い保冷力
     発泡ウレタン断熱材ながら、真夏でも氷がしっかり残る設計。
     真空パネルモデルと比べてコストを抑えつつも、実用には十分な保冷性能を確保しています。
  • タフなボディで座れる頑丈さ
     船の上では揺れにくい安定感が重宝され、椅子代わりにもなる堅牢な作りです。
  • 便利な両開き式のフタとメンテナンス性
     フタは取り外し可能で、釣行後の掃除も手間がかかりません。
  • キャスター付きで運搬が楽
     一人でも移動がしやすく、車から船着場までの持ち運びが非常にスムーズです。
  • 汎用性の高い35Lサイズ
     太刀魚だけでなく、青物などの中型魚まで対応できる容量で、さまざまな釣行に使えます。

このように、保冷力・頑丈さ・使い勝手のバランスが取れた「プロバイザートランクHD II 3500」は、
タチウオ釣りはもちろん、今後ほかの釣りにも幅広く活用したい人にとって、長く付き合えるクーラーボックスといえるでしょう。

ダイワ ライトトランクα 3200

ダイワ ライトトランクα 3200

もうひとつ、使いやすさとバランスの良さで人気なのが「ダイワ ライトトランクα 3200」。
船タチウオ釣りでも使いやすく、実際に選ばれている人が多いモデルです。

このクーラーボックスの特徴は以下のとおりです

  • 断熱材のグレードが選べる
     スチロール・ウレタン・真空パネル入り(ZSS)の3タイプがあり、
     予算や釣行スタイルに応じて最適な仕様を選べます。
  • 軽量で持ち運びが楽
     本体は非常に軽く設計されており、車から船への移動や片付け時の負担が少なく、
     女性や年配の方でも扱いやすいのがポイントです。
  • 頑丈なボディで椅子としても使用可能
     船上でちょっと腰掛けたい場面にも対応でき、揺れやすい環境でも安心感があります。
  • 両開き+取り外し可能なフタ、水栓付き
     フタは両側から開けられ、取り外しもできるため掃除が楽。
     水抜き用の栓も付いていて、内部の洗浄や排水もスムーズです。
  • 32Lのちょうどいい容量
     細長いタチウオもしっかり収まる内寸で、20〜30匹前後の釣果にも十分対応できます。

このように、「保冷力・軽さ・機能性」のバランスが取れたライトトランクα 3200は、
船釣りに必要な使いやすさを備えた、実践向きのクーラーボックスとして非常におすすめできます。

ダイワ トランクマスターHD II 4800

ダイワ トランクマスターHD II 4800

「太刀魚を真っすぐ、きれいに持ち帰りたい」
そう考える人にとって、ダイワ トランクマスターHD II 4800は非常に頼もしい1台です。

このモデルの注目ポイント:

  • 内寸75cmのロング設計×大容量48L
     太刀魚を折り曲げずにそのまま収納できるため、型崩れを防ぎ、
     鮮度や見た目をきれいに保ったまま持ち帰れます。
  • 数釣り・大型狙いに強い
     50匹以上の釣果や、ドラゴン級が混ざるような“当たり日”でも、
     余裕の収納力で安心。釣果を気にせず攻められる点も魅力です。
  • 複数人での釣行にも対応
     容量が大きいため、1人で使うのはもちろん、
     2人分の釣果をまとめて入れるようなシーンにもぴったりです。

たしかにサイズ感は大きめですが、**「真っすぐ美しく保管したい」「クーラー容量で悩みたくない」**という人にとっては、
むしろこのサイズこそが快適さにつながります。

実際、一度使ってみると「これがベストだった」と感じる人が多く、
“最終形”のクーラーボックスとして長く愛用されているのも納得です。

保冷効果を最大限に発揮するためには、適切な保冷剤の選択も重要です。例えば、氷だけでなく、効果的な保冷剤を組み合わせることで、より長時間の保冷が可能になります。詳しい保冷剤の選び方についてはこちらをご覧ください。

結論として、バランス重視ならスペーザシリーズが最適

各モデルにはそれぞれ強みがありますが、もし「最初の1台」「長く使える1台」を選ぶなら、スペーザシリーズはとても優秀です。

このシリーズが支持される理由は、以下の点に集約されます。

  • キャスター付きで持ち運びやすい
  • 両開き&水栓付きで掃除やメンテが楽
  • 内寸が長く、タチウオを曲げずに収納できる
  • 保冷力が高く、遠征釣行にも安心して使える

保冷力・収納性・操作性のバランスがよく、船タチウオ釣りとの相性は抜群。
多少価格は上がりますが、その分長く使える信頼感があり、総合的なコストパフォーマンスでも高く評価できます

釣果アップを目指すなら、“見て学ぶ”という方法がおすすめ!

釣果アップを目指すなら、“見て学ぶ”という方法がおすすめ!

釣果を伸ばしたいと感じている方にとって、実際の釣り動作を映像で確認することは非常に効果的です。

タチウオのアタリの取り方、シャクリの強弱、フォール後の“間”といった繊細な操作は、文章だけでは再現しづらく、プロの動きを“見て”初めて気づけることも少なくありません。

釣りビジョンVODでは、YouTuberではできない本格的な実釣映像が7,000本以上公開されており、上達を目指す多くの方が活用しています。

  • もっと釣れるようになりたい
  • プロのテクニックを真似したい
  • タチウオの動きに合った操作を知りたい

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