最近、港、堤防での釣り禁止の場所が増えてきているようです。
釣り場が減っていくことはとても残念なことではありますが思い切って船に乗ってみるというのも一つの選択肢です!
今回はこれから船釣りを始めたいという方へ船釣りリールの選び方を紹介したいと思います。
目次
船釣りのメリット
船に乗るとお金がかかりすぎるので嫌だ!という方も多いかもしれませんが船釣りはメリットもそれなりにあります。
場所取り争奪戦がない
堤防釣りでいい場所っていつも常連さんや地元の方が占領しているということはありませんでしょうか?
自分が入りたい場所をとるために前日の夜から徹夜したりしてませんか?
船釣りならば乗船時間に釣り場に行けばよいので徹夜の必要はありません。
釣れるポイントに連れて行ってもらえる
堤防釣りで釣れなくなった時、場所を移動することはありませんでしょうか?
移動したらしたで移動先がいっぱいで釣りができないと言うことも。。
船釣りならば船長がその日釣れるであろうポイントへ連れて行ってくれます。
狙える魚種が増える!
何より狙える魚の種類が全く違いますし釣れる可能性が堤防より高い!
せっかくの休日なので釣果を上げたいのであれば絶対的に船に乗ることをお勧めします。
最近では、6000円で乗れる船もあるのでそれほど敷居は高くないと思います。
どんなリールが良いか?
船釣りリールの選び方に戻ります。
リールを選ぶ前にまず自分がどのような魚を狙うのかを決めることが大切です。
私が行くエリア大阪~兵庫での乗合船で主に狙う魚は「太刀魚」「真鯛」「メバル」「タコ」「青物」を狙うことが多いのではないでしょうか?
なので今回は、太刀魚から真鯛、青物を狙っていける大阪~兵庫で使えるリールを中心に探していこうと思います。
糸巻量から選ぶ
まずリールを選ぶ基準としては何号の糸を何メートル巻けるかが重要になります。
糸は細いとたくさん巻けますが、糸の号数が太くなればなるほど糸が巻けなくなってきます。
基準としては2号~3号のPEラインが200m~300m巻くことができれば十分に大阪~兵庫の海で船釣りを楽しむことができます。
最近では細い糸、0.8号~1.5号で200m巻けるリールが発売されてきていますが乗合船では細い糸を使うことはチャータでもない限り難しいと思いますので乗合船を中心に考えるなら2号以上200m以上巻けるリールを選んでおけばある程度のシーンで使用することができます。
リールの番手に注意する
リールを購入するときに同じリールでも番手違いのリールが存在します。
例えばシマノでいうと200番・300番などの数字で表記されているものです。
同じリールでも番手の数字が低いほうが安い傾向があります。
初めてリールを買う方にありがちなミスですが同じリールで番手違いがあった場合は例外もありますが大きな数字の番手を買ったほうが良いです。
番手の違いで一番大きな違いがあるのは「糸巻き量の違い」です。
リールの大きさ、重さも変わりますが、糸を巻くことができる量が違います。
沢山糸を巻けるほうが太い糸をたくさん巻くことができますので様々な釣りに汎用して使うことができるようになります!
もちろん細い糸も下糸をしっかり巻けば巻くことができます。
カウンター付きリールを選ぶ
仕掛けを落とした時に今仕掛けが何mにあるのかを把握するために便利なカウンター機能が付いたリールがあります。
カウンター付きリールは少々値段が上がりますがあったほうが釣りがしやすくなります。
よく船長が水深〇メートルで何メートルから何メートルを狙ってください!とコールをしてくれますので、
カウンターがあれば簡単に魚がいる場所を狙うことができます。
また、青物を狙うときは駆け上がりが激しく水深が激しく変化する場所もあります。
そんな時も船長が水深をコールしてくれますのでそれに合わせて糸を巻いておけば根がかりせずに魚を狙うことができます。
カウンター付きリールを使わない釣り
カウンターが無くても釣りができる釣りもあります。
例えばベタ底を狙う「タコ釣り」や落としてただ巻く「鯛ラバ」はカウンターが無くても釣りは成立します。
また、PEラインの色で何メートル巻いたか、ハンドルを何回巻き取ったかでおおよ今仕掛けが何メートルにあるのかを把握する方法もあります。ジギングなどではよくハンドルを何回巻いたら底を取り直すと言った方法で底から何メールを中心に探るといった方法をよく使います。
今回はオールマイティに使える船釣りリールがテーマですのでどちらかといえばカウンターはあったほうが良いと判断します。
ハイギアか?パワーギアか?
リール選びをこだわりだすとキリがありませんが、ギア比はどちらが良いのか?
ざっくり説明するとハイギアはハンドルを1回巻くとたくさん糸を巻き取ることができます。
パワーギアはハンドルを1回巻くとハイギアほど糸をたくさん巻き取れませんが力強く糸を巻くことができます。
このあたりは一長一短ですのでどちらが良いかは判断が非常に難しい問題です。
ただ、乗合船では仕掛けを落とす、巻き取る、の繰り返しになり1日中ハンドルを回していることになります。
当然ながら巻くことにより疲労が蓄積していきますので糸がたくさん巻き取れる「ハイギア」のほうが良いと思います。
大阪~兵庫ではそれほど大物を狙うこともないので乗合船に乗るのであればとりあえず「ハイギア」を選択しておけば問題ないと思います。
シマノのおすすめカウンター付きリール
バルケッタ BB 600HG
カウンター付きで尚且つ十分な糸巻量を確保することができ2万円以内で買えるシマノのバルケッタBB600HG。
タチウオ・鯛サビキ・タコ・青物もメジロクラスまで対応できオールマイティに使用できるモデル。
最初の1台として購入しやすい価格であるため非常にオススメ。
バルケッタBB300HG
2号を150mしか巻くことができず十分な糸巻量を確保することはできませんが、非常にコンパクトで軽量のため扱いやすい。 こちらも幅広い釣りに使用ができ太刀魚や鯛ラバ・鯛サビキ・タコ釣り・青物(メジロクラス)など十分に楽しむことができる。
オシアコンクエストCT300HG
予算に余裕があればオシアコンクエストCT一択。
シマノのフラッグシップモデルにカウンター機能が搭載、フォールレバーでフォール速度の調整、巻き速度を数値で可視できるため一定のスピードでリトリーブをキープすることも可能。
これがあれば船釣りだけでなくジギングもできてしまい、どんな釣りでも対応ができる最強の1台。
ダイワのおすすめカウンター付きリール
SPARTAN IC200H
メタルフレームのため剛性があるためリールに負荷がかかるシーンでも問題なく使用可能。 3号200mのラインキャパがあるため糸巻き量は十分確保でき細い糸も巻くことができるので、タチウオ・真鯛・タコ・メジロなど様々な魚種を狙うことができる。カウンターの電池が切れても自分で交換できるのがまた良い点。
タナセンサー 150H
PEラインを2号200m巻くことができ、カウンターが付いていて、尚且つアルミノブが付いているのに1万円前半で買えるタナセンサー150H。とにかく値段を抑えたい方や入門用の1台としてオススメ。コストパフォーマンスに優れた1台です。
ティエラ IC150H
21年に登場したダイワのニューライトジギング用のカウンター付きリールティエラ。
イトジギング全般に対応し、中型青物やタチウオ、マダイなど幅広い対象魚にマッチ。ICカウンターには巻上速度・落下速度を表示し、ヒットシーン再現も可能に。
ソルティガIC 300
21年に登場したソルティガのカウンター付きリール。
巻き心地や使用感また見た目も過去最高クラスに良いソルティガICは現時点でカウンター付きリールの頂点に君臨する、間違いなくお勧めができる1台。
船釣りを楽しもう!
年々、リールの小型化が進んでPEラインも細くなってきています。
乗合船では細いPEラインが使えることが少なく基本的に2号~3号が定番になるため、リール選びも結構難しいですよね。
あまりリールが大きいと重くて腕が付かれてしまうので2号200m以上巻けるリールを中心に探してみました。
あとは自分の好きなメーカーと予算やデザインなどで選ぶと選びやすいと思います。
参考にしていただければ幸いです!